文科相「ゆとり教育」影響認める OECD調査、全分野で後退国際学力調査―考える力を育てるには普通に考えて、「考える力」をつけるにはその「考える」時間を確保するのが必要なはずだが、「
ゆとり教育」はそういう設計になっていなかった。そのことに思い至らなかったマスコミは反省すべき。「考える力」が必要なのはその通りであっても手法が間違っていたら、いつまでたっても実現できるはずがない。つまり、まず自分たち自身に「考える力」がなかったことを認めないといけないのではないかという気がする。「偏差値」「輪切り」など紋切り型の「何も考えてない」記事を量産したことについても反省すべき。
そもそも学校の勉強は役に立たないだの何だのと煽っておいて、自ら「考えて勉強しよう」と思う人間がいるはずがない。そういう価値観の問題がいわゆる「
ゆとり教育」に反映されているのであり、真面目に考える人間を馬鹿にしておいて、成績レベルが下がったことを騒ぐ、というのは無意味。
さらに言うと、今回の結果を見て無意味にフィンランド教育を賞賛する人は下記の本を是非読んでほしい。個人的にはこの本を読んで苅谷さんは忍耐強い人だなあ、教育者にはやはり忍耐心が必要なんだ、とつくづく感じられた。